「混浴」と言う日本の素晴らしい風習がどんどんなくなっていく。 19世紀の終わり頃の厳格主義で有名になったヴィクトリア女王時代のヨーロッパのキリスト教の文化を一生懸命真似しようとしていた大日本帝国は自分の素朴な伝統をつぶしていった。まったく『自分の持っているものを大切にしない』ね!また第二次世界大戦後、アメリカの経済植民地のようになった日本は、完全に当時のアメリカのピューリタンの社会構造を写し取って、その結果としては精神状態の危ない現代日本社会が成りたった。
キリスト教の長い歴史の中で自由という新しい考えがヨーロッパに出てきたのは20世紀の初め頃だが、実際に解放が進んだのはつい20、30年前のことである。特にロシアにおいてはキリスト教より強い共産主義のイデオロギーが無くなってからたったの10年で意識の改革をした。ヨーロッパが少しずつ「裸」と言う自然性に目覚め始めた頃、日本では反対に西洋化するつもりでいた日本政府のイデオロギー機関は「裸は恥ずかしい」という意識を国民に植え付けていた。そして西洋人の目から見れば西洋化した日本は逆に悪い意味でアジア的、つまり自分の体を恥じる、西洋人に対してコンプレックスを持つような国になってしまった。
非常に残念なことだと思う。でも日本を再び解放させる方法がある。ここでお薦めしている二冊の本の中にはその解放への別々の道が説かれている。「ヌードライフへの招待」の夏海遊さんは現代ヨーロッパ的な解放の方法を論じている。この本を読むと今のヨーロッパの自由さを感じられる。「混浴宣言」の八岩まどかさんは昔の日本の純朴な精神へと戻る方法を提案している。混浴を利用して昔の日本に戻ることは現代ヨーロッパの模倣ではなく、自己のアイデンティティーを取り戻すという意味で強い精神効力が有ると信じている。
神楽の会は両者に大賛成。この二冊だけで偽善と変態だらけの現代日本社会を直すことは出来ないが、一人一人がこれらの本を読んで自分から個人解放革命を起こして、ユニークな精神性や芸術と文化のある国への一歩にもなる。なぜならば自分の体を恥ずかしがらず自信をもつ人こそ新しい健康な社会を作ることが出来るからだ。
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| 混浴宣言 Kon'yoku
Sengen
八岩まどか Madoka
Yatsuiwa
小学館
Shogakukan |
ヌードライフへの招待
Welcome to Nude Life
夏見 遊 Yu Natsumi
明窓出版 Meisosha |